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インフィニットジャスティスガンダム完全ガイド— アスラン・ザラの最強機を徹底解説【SEED DESTINY】

インフィニットジャスティスガンダム完全ガイド — アスラン・ザラの最強機を徹底解説【SEED DESTINY】
目次
  1. 01インフィニットジャスティスとは — 「贖罪と責任」を体現した近接格闘の極北
  2. 02基本スペック — C.E.73年の近接格闘最高到達点
  3. 03武装 — 全身が兵器となる近接格闘特化の武装体系
  4. 04パイロット — アスラン・ザラ、「贖罪」と「責任」の戦士
  5. 05作中活躍 — SEED DESTINY後半戦の全記録
  6. 06バリエーション・派生機 — ジャスティスの系譜
  7. 07他作品での登場
  8. 08名シーン・名台詞
  9. 09ガンプラガイド — 全グレード完全網羅
  10. 10デザインの特徴 — 「鎧武者」と「天使」の融合
  11. 11まとめ — インフィニットジャスティスが体現するもの
  12. 12関連記事
  13. 13出典

インフィニットジャスティスとは — 「贖罪と責任」を体現した近接格闘の極北

白と赤の装甲が光を受けて輝き、ファトゥム-01が機体を包むように変形する——インフィニットジャスティスガンダムが戦場に現れた瞬間、すべての近接戦闘において圧倒的な存在感を示します。

2004年に放送された『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の後半、物語が最終局面に向かう第40話「自由の世界」で初登場したこの機体は、アスラン・ザラがオーブ軍の「アレックス・ダイルバート」として潜伏していた時代の終わりを告げ、彼が再び「アスラン」として戦う決意を表明する場面と共に現れました。

「これがオレの答えだ。」 —— アスラン・ザラ、インフィニットジャスティスを受け取った際の言葉

2024年公開の劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』では「インフィニットジャスティス弐式」として大きく生まれ変わり、アスランの戦士としての矜持を体現する機体として再びスクリーンに登場しました。

前作の「ジャスティスガンダム」から受け継がれる「相棒機」「近接格闘型」の設計思想を極限まで突き詰めたこの機体は、ストライクフリーダムが「遠距離殲滅の王者」なら、インフィニットジャスティスは「近接格闘の頂点」です。

この記事では、インフィニットジャスティスの誕生から進化まで、すべてを徹底解説します。

基本スペック — C.E.73年の近接格闘最高到達点

ZGMF-X19A インフィニットジャスティスガンダム

項目 詳細
型式番号 ZGMF-X19A
名称 インフィニットジャスティスガンダム
全高 18.56m
重量 79.35t
装甲材質 ヴァリアブルフェイズシフト装甲(VPS装甲)
動力源 ハイパーデュートリオンエンジン
推進システム ヴォワチュール・リュミエール(光パルス高推力スラスター)
OS G.U.N.D.A.M. Complex
所属 ターミナル → オーブ連合首長国
開発 ターミナル・ファクトリー
メカニックデザイン 大河原邦男
初登場 機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-40「自由の世界」(2005年)

スペック解説

インフィニットジャスティスは、ストライクフリーダム(ZGMF-X20A)と同じく、ターミナルのファクトリーが秘密裏に開発した新世代ガンダムタイプです。その動力源は同一のハイパーデュートリオンエンジン——核エンジンとデュートリオンビーム送電システムを組み合わせた革命的なハイブリッド機関です。このエンジンが提供する事実上無尽蔵のエネルギーが、ヴァリアブルフェイズシフト装甲(VPS装甲)と各種ビーム兵器の同時運用を可能にしています。

ストライクフリーダムとの大きな違いは、機体の設計思想にあります。ストライクフリーダムが「遠距離からの圧倒的火力」を設計の核心に置くのに対し、インフィニットジャスティスは「超高機動での近接格闘戦」に特化しています。

機体各所に近接戦闘用の武装を多数搭載するだけでなく、可動式のバックパック兼サポートユニット「ファトゥム-01」による飛行形態への変形機能を持ちます。この変形により、インフィニットジャスティスは単独での大気圏内飛行を獲得しており、宇宙・大気圏内・地上のすべてのフィールドで高い機動力を発揮できます。

重量についても、ストライクフリーダムの80.09tに対してインフィニットジャスティスは79.35tとほぼ同等ですが、近接格闘特化の機体設計のため、各部の可動域と瞬発機動力に優先的にスペックが割かれています。

武装 — 全身が兵器となる近接格闘特化の武装体系

インフィニットジャスティスの武装構成は、「全身を使った近接格闘」という設計思想を体現した唯一無二の体系です。ビームサーベルだけでなく、脚部・盾・ファトゥム-01まであらゆるパーツが攻撃手段となる、他のガンダムには類を見ない多彩な兵装を持っています。

MMI-GAU26 17mm近接防御機関砲(CIWS)

項目 詳細
搭載位置 頭部 × 2門
口径 17mm
用途 ミサイル迎撃・接近目標への牽制

頭部左右に2門内蔵する近接防御用機関砲。ストライクフリーダムの31mm機関砲より口径が小さく、近接格闘機としての機体コンセプトを反映してCIWSの比重は最小限に留められています。主用途は飛来するミサイルの迎撃と、近接格闘開始前の牽制射撃です。

MA-M01G ラケルタ ビームサーベル

項目 詳細
搭載数 2本
搭載位置 腰部後方
特殊形態 二刀流、ビームシールドとの同時使用

インフィニットジャスティスの主力近接格闘兵装。基本的には右手・左手の二刀流で運用される。前身機ジャスティスが装備していたMA-M01 ラケルタの改良型で、出力・信頼性ともに向上しています。

アスランはこの二本のビームサーベルを駆使した高速の剣戟を得意とし、SEED覚醒時には人間の知覚を超えた速度での連続攻撃が可能です。右手のサーベルと左手のビームシールドを組み合わせた「シールド攻防一体」の戦法はアスランの十八番として知られています。

MX2351 ソリドゥス・フルゴール ビームシールド発生装置

項目 詳細
搭載位置 左前腕部 / シールド裏面
特殊機能 ビーム刃の展開(攻撃転用可能)

左前腕部とシールドの裏面に搭載されたビームシールド発生装置。防御だけでなく、ビームフィールドを刃状に変形させることで近接攻撃にも転用できます。

この「防御兵器を攻撃に転用する」発想は、インフィニットジャスティスの設計思想の核心です。アスランは防御の最中に相手の隙を突いてビームシールドの刃で斬り込む戦法を多用し、SEED DESTINY後半戦で高い効果を発揮しました。

RQM60F フラッシュエッジ2 ビームブーメラン

項目 詳細
搭載位置 両肩部 × 各1基(計2基)
使用方法 投擲式誘導、接近戦での把持使用

両肩に装備されたビームブーメラン。前身機ジャスティスの「フラッシュエッジ」を改良した兵装で、切断力と誘導性能が向上しています。

投擲後は自動誘導で目標を追尾する遠距離攻撃として使えるだけでなく、そのまま手持ちのビーム刃として近接格闘にも使用可能という二面性を持ちます。さらに、2基同時投擲による交差攻撃や、ビームサーベルと同時使用での連続攻撃など、組み合わせによる多様な戦法が可能です。

アスランはフラッシュエッジ2を活用した際、接近と陽動を同時に行う高度な立ち回りを見せています。劇中では、敵機の注意をブーメランに引きつけつつ本体が死角に回り込む連携攻撃が印象的でした。

MA-M02G シュペールラケルタ ビームサーベル(ファトゥム-01搭載)

項目 詳細
搭載位置 ファトゥム-01 × 1本
特殊用途 ファトゥム-01分離時の独立近接攻撃

ファトゥム-01のユニット本体に搭載されたビームサーベル。後述するファトゥム-01が分離・独立飛行している状態でも攻撃可能な仕様となっており、ファトゥム-01を単独の攻撃ユニットとして運用する際に機能します。

EQFU-3X スーパードラグーン 機動兵装フィン

項目 詳細
搭載位置 脚部(各脚 × 3基、計6基)
武装 ビームブレード / ビーム砲
制御方式 量子通信型ドラグーンシステム

インフィニットジャスティス最大の特徴であるスーパードラグーン「機動兵装フィン」。ストライクフリーダムが背部ウイングにドラグーンを搭載するのに対し、インフィニットジャスティスは脚部に各3基ずつ、計6基の機動兵装フィンを内蔵しています。

この脚部配置は近接格闘特化という設計思想の表れです。蹴り技の最中に展開して格闘攻撃範囲を拡大したり、格闘戦中に手が塞がっている状態でも多方向から射撃を加えたりと、近接格闘と遠隔攻撃を組み合わせた独自の戦闘スタイルを可能にしています。

アスランは機動兵装フィンをストライクフリーダムのスーパードラグーンほど頻繁には使用しませんでしたが、終盤の宇宙戦においてイザーク・ジュールのドレッドノートとの連携場面などで効果的な使用を見せています。

ファトゥム-01 — 機動支援ユニット兼飛行形態

項目 詳細
形状 可変式バックパック兼サポートユニット
大気圏内飛行 対応(単独飛行可能)
分離機能 独立した無人攻撃ユニットとして運用可能
武装 ビームサーベル × 1、複数のビーム砲
名称の由来 アラビア語で「大腿」を意味する

インフィニットジャスティスの設計において最も独創的な要素がこの「ファトゥム-01」です。前身機ジャスティスの「ファトゥム-00」を発展させたこの可変式バックパックは、インフィニットジャスティスに様々な機能をもたらします。

飛行形態(ファトゥム・ライドモード): インフィニットジャスティス本体がファトゥム-01の内部に収納されるような形で変形し、宇宙戦闘機に近い形態をとります。この状態では高速巡航が可能で、大気圏内での自由な飛行も行えます。インフィニットジャスティスが地球圏のあらゆる戦場で活動できる理由の一つがこの変形機能です。

分離攻撃(ファトゥム・アタック): ファトゥム-01を本体から切り離し、無人の攻撃ユニットとして独立運用することが可能です。ファトゥム-01には搭載のビームサーベルとビーム砲による攻撃能力があり、インフィニットジャスティス本体の攻撃と組み合わせることで敵機への包囲攻撃を実現します。

SEED DESTINY後半において、アスランがファトゥム-01を分離させながら本体での格闘を続けるという戦法は、彼の操縦技術の高さを示す象徴的な場面として視聴者に強い印象を残しました。

パイロット — アスラン・ザラ、「贖罪」と「責任」の戦士

アスラン・ザラとは

項目 詳細
フルネーム アスラン・ザラ
年齢 19歳(SEED DESTINY時)
所属歴 ザフト → オーブ(偽名「アレックス・ダイルバート」) → ターミナル
特徴 エリートコーディネイター、ザフトのトップパイロット
声優 石田彰
搭乗機歴 イージスガンダム → ジャスティスガンダム → ウィンダム(アレックス・ダイルバート名義) → セイバーガンダム → インフィニットジャスティスガンダム → インフィニットジャスティス弐式

アスラン・ザラは、プラント最高評議会議長パトリック・ザラを父に持つエリートコーディネイターです。前作『ガンダムSEED』では、親友であったキラ・ヤマトと敵同士として戦いながらも、最終的に同じ「戦争を終わらせる」という目的のために共闘しました。

SEED DESTINYでのアスランは、第一次大戦後に「アレックス・ダイルバート」という偽名でオーブ軍に身を置いており、物語開始時点では表舞台から姿を消しています。しかし戦争の再燃と、かつての仲間・ザフト軍の動向を見て、再び戦場に戻ることを決意します。

SEED DESTINYにおけるアスランの立場は複雑を極めました。ザフト、オーブ、そしてターミナルと所属が変わり続ける中で、自分が「何のために戦うか」を問い続けた彼の物語は、作品の重要な軸の一つです。

アスランの操縦能力 — 近接格闘の天才

アスランはキラと並ぶザフトのトップパイロットですが、そのスタイルはキラとは対照的です。キラが「完璧な精密射撃」を持ち味とするのに対し、アスランは「超高速の近接格闘」を本領とします。

ビームサーベルの二刀流、フラッシュエッジの投擲と把持の切り替え、ビームシールドの攻防両用——これらを瞬時に組み合わせる連続攻撃の速度と多様性は、SEEDシリーズ屈指の近接格闘センスを示しています。

特にSEED(Superior Evolutionary Element Destined-factor)覚醒時のアスランは、知覚速度・反応速度・思考速度が飛躍的に向上し、通常では不可能な判断と操縦を連続して行える状態に入ります。インフィニットジャスティスの設計はアスランの近接格闘特化の能力を最大限に引き出すために最適化されており、パイロットと機体の相性は完璧といえます。

SEED DESTINYにおけるアスランの苦悩

SEED DESTINYにおけるアスランの物語は、単純な「英雄の活躍」ではありません。彼は作中、自らの判断を繰り返し問い直し、仲間との衝突、裏切り(と思われた行動)、そして自己の存在意義への疑問と格闘し続けます。

シン・アスカとの関係は特に象徴的です。才能あるパイロットであるシンを認めながらも、シンが向かう方向の危うさを感じていたアスランは、シンの指導者的立場でありながらも、最終的にシンの乗るデスティニーガンダムと交戦することになります。

この苦悩の末にインフィニットジャスティスを駆り、最後まで「自分の正しさを信じて戦う」という姿を見せたアスランは、SEED DESTINYにおける最も複雑で深みのある人物として多くのファンの記憶に残っています。

作中活躍 — SEED DESTINY後半戦の全記録

PHASE-40「自由の世界」— 劇的な帰還

オーブが連合軍への支援を表明したことに反発したアスランは、「アレックス・ダイルバート」の仮面を脱ぎ捨て、ターミナルの元へ向かいます。そこで待っていたラクスから渡されたのが、完成したばかりのインフィニットジャスティスでした。

「これがオレの答えだ。」

この一言でアスランは、戦いへの再参戦を宣言します。インフィニットジャスティスを受け取ったこの場面は、SEED DESTINYにおけるアスランの「第二の出発点」を象徴するシーンです。

初出撃となったこのエピソードで、アスランはオーブとの戦闘に介入。インフィニットジャスティスの性能を遺憾なく発揮し、複数のウィンダムを相手に圧倒的な格闘戦を見せました。

セイバーとの対決 — かつての同僚との激突

SEED DESTINYの大きな見せ場のひとつが、アスランとシン・アスカの師弟的関係の崩壊です。アスランはかつてザフトにいた頃の仲間たちとも戦場で対峙することになります。

特にレイ・ザ・バレルと共に行動するシンの動向を、アスランは複雑な思いで見続けます。最終局面で避けられない衝突が訪れた際、アスランがインフィニットジャスティスの近接格闘能力を最大限に発揮する場面は、SEED DESTINYクライマックスの重要な一幕となりました。

デスティニーガンダムとの一騎打ち

SEED DESTINY最大の見せ場のひとつが、アスランのインフィニットジャスティス対シン・アスカのデスティニーガンダムの激突です。

師弟の間で交わされる剣戟は、両者の苦悩と決意が交錯する戦いでした。デスティニーガンダムの「パーム・フィン・ファンネル」やアローウス、アンチビームシールドといった多彩な兵装に対し、アスランはインフィニットジャスティスの近接格闘能力で正面から切り込みます。

最終的にアスランはシンを戦闘不能にしますが、パイロットのシン自身は生存します。「倒すが殺さない」という意志——それはキラとアスランが共通して持つ信念であり、二人が「戦争を終わらせる」ために戦っていることを体現しています。

LOGOS基地攻略戦

ターミナルとオーブの協力のもとで行われたLOGOS基地への攻撃作戦において、インフィニットジャスティスは中心的な役割を担います。連合の新型機群との戦闘では、ファトゥム-01を活用した高機動戦闘を展開。アスランは複数の敵機を次々と無力化しながら、キラのストライクフリーダムと並走する形で戦局を動かします。

この戦いで特に印象的だったのは、インフィニットジャスティスの飛行形態(ファトゥム・ライドモード)からの奇襲攻撃です。高速で接近し、一瞬で飛行形態を解除して格闘戦に移行するという、この機体にしかできない戦法が存分に発揮されました。

最終決戦 — デュランダル議長のレクイエムに立ち向かう

物語最終盤、デュランダル議長が「デスティニープラン」実行のためにレクイエム(コロニーレーザー砲)を発射する事態が発生します。アスランのインフィニットジャスティスはレクイエムの基地を制圧するための艦隊戦と地上戦に加わり、最終決戦の核心に迫ります。

ストライクフリーダムがデスティニーとレジェンドを相手取る中、アスランのインフィニットジャスティスは別の戦線を担当。機動兵装フィンとファトゥム-01を駆使した総合戦闘を展開し、最終作戦の成功に貢献しました。

SEED DESTINY全50話を通じて、インフィニットジャスティスは後半の主要戦場すべてに参加し、アスランの苦悩と決意の両方を背負って戦い続けた機体として、シリーズに深く刻み込まれています。

バリエーション・派生機 — ジャスティスの系譜

ジャスティスガンダム(ZGMF-X09A)— 原点

項目 詳細
型式番号 ZGMF-X09A
全高 18.16m
重量 75.4t
動力源 核エンジン(ニュートロンジャマーキャンセラー搭載)
登場作品 機動戦士ガンダムSEED(2002〜2003年)

インフィニットジャスティスの直接の先代機。前作『ガンダムSEED』においてアスランが搭乗し、フリーダムガンダムと「姉妹機」として並び立った機体です。

ジャスティスの設計思想——「フリーダムとの連携を前提とした近接格闘特化機」「可変式バックパック(ファトゥム-00)による飛行・分離攻撃」——はそのままインフィニットジャスティスに受け継がれ、すべての面で強化されています。

第一次大戦の終結時、アスランはジャスティスごとジェネシスに特攻し機体は失われました。この自己犠牲に近い行動と、後のインフィニットジャスティスの「インフィニット(無限)」という名が持つ意味は、多くのファンによって考察されています。

インフィニットジャスティス弐式(ZGMF-X191M2) — SEED FREEDOM

項目 詳細
型式番号 ZGMF-X191M2
全高 18.56m
重量 81.37t
登場作品 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年)
初登場 劇場本編(2024年1月公開)

劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場する全面改修型。第二次大戦後に回収・保管されていたインフィニットジャスティスを、アスランの搭乗を前提としてターミナル(またはオーブの技術機関)が再整備・発展強化した機体です。

外観はベース機を踏襲しながらも各所が更新されており、フレームと各武装システムが最新技術によりアップデートされています。特にファトゥム-01後継ユニットの機能が拡張されており、大気圏内での機動性がさらに向上しています。

SEED FREEDOMでは、アスランは当初別の立場で物語に登場しますが、やがてインフィニットジャスティス弐式に乗り込み、かつての戦友たちと共に新たな脅威に立ち向かいます。近接格闘特化という基本性能は変わらず、むしろさらに研ぎ澄まされた戦闘能力を持つ機体として描かれました。

系譜まとめ

時期 機体 作品
C.E.71年 ZGMF-X09A ジャスティスガンダム ガンダムSEED
C.E.73年 ZGMF-X19A インフィニットジャスティスガンダム ガンダムSEED DESTINY
C.E.75年 ZGMF-X191M2 インフィニットジャスティス弐式 ガンダムSEED FREEDOM

他作品での登場

スーパーロボット大戦シリーズ

インフィニットジャスティスはスーパーロボット大戦(スパロボ)シリーズに複数回参戦しています。近接格闘特化の機体はスパロボの「突撃系」ユニットとして機能し、ストライクフリーダムと並んでパーティの主力として活躍します。

スパロボにおけるアスランは概して高い格闘能力値を持ち、インフィニットジャスティスの多彩な近接兵装が豪快な戦闘アニメーションで表現されます。特にフラッシュエッジ2の投擲→回収→格闘コンボや、ファトゥム-01分離攻撃のカットインは、スパロボプレイヤーからも高く評価されています。

代表的な参戦作品: - スーパーロボット大戦X(2018年) - スーパーロボット大戦30(2021年)

ガンダムバーサス

カプコン開発のACゲーム「機動戦士ガンダム VS.」シリーズにもインフィニットジャスティスは参戦しており、近接格闘型の高速機として独自のプレイスタイルを持つ機体として人気です。ファトゥム-01を活用した三次元機動と、多彩なビームサーベル格闘コンボが特徴的。

機動戦士ガンダム EXTREME VS.シリーズ

アーケード・コンシューマーで人気のEXTREME VS.シリーズにもインフィニットジャスティスが登場。接近戦特化の高コスト機として、近距離戦を好むプレイヤーから支持されています。

SDガンダムシリーズ

SDガンダムGジェネレーションシリーズをはじめ、多数のSDガンダム作品にも登場。アスラン・ザラとのセット機体として登場することが多く、インフィニットジャスティス → 弐式へのアップグレードが実装された作品もあります。

ガンダムブレイカーシリーズ

ガンプラ同士のバトルを題材にした「ガンダムブレイカー」シリーズでも登場。各部の武装とファトゥム-01ユニットがパーツとして活用でき、カスタマイズの幅が広い機体として人気があります。

名シーン・名台詞

「これがオレの答えだ」— PHASE-40

SEED DESTINY最大の転換点のひとつ。アレックス・ダイルバートという偽名の仮面を脱いだアスランが、ラクスからインフィニットジャスティスを受け取る場面です。

それまで揺れ続けていたアスランの意志が、この一言で固まります。前作SEEDで自らジャスティスごとジェネシスへの特攻を選んだアスランが、新たな機体と共に「戦いに戻る」と宣言するこのシーンは、キャラクターとしての成長と覚悟を凝縮した名場面です。

デスティニーとの激突 — 師弟の剣

インフィニットジャスティス対デスティニーガンダムという、かつての指導者と弟子の対決。SEED DESTINYが描いた「世代間の葛藤」「信念の対立」というテーマが、この一騎打ちに凝縮されています。

アスランはシンを倒しながら、決してコクピットに刃を向けません。これはキラとアスランが共有する「戦争を終わらせるため、しかし命は奪わない」という信念の体現です。シンが生きて敗北を受け入れる結末は、単純な勝負以上の意味を持ちます。

「お前の気持ちはわかる。だが、その力の使い方は違う。」 —— アスランがシンへ戦いの中で示した姿勢

「ラクスの言葉を信じた」— アスランの決断

物語の節々で、アスランは「本当に正しいことは何か」を自問しながら行動します。ラクスへの信頼とキラとの絆が、最終的に彼を「デュランダルのデスティニープランに抗う」側に導きます。

インフィニットジャスティスが最後まで戦い続けた理由は、アスラン自身の言葉よりも、その行動の軌跡の中に示されています。複数の組織を渡り歩き、何度も迷いながらも最後には「自分の正義のために戦う」——それがアスランというキャラクターの本質であり、インフィニットジャスティスという機体の名前の意味です。

ファトゥム-01分離攻撃 — 視覚的クライマックス

劇中で最も視覚的なインパクトを残す場面のひとつが、ファトゥム-01を分離させて本体と挟み込み攻撃を展開するシーンです。インフィニットジャスティス本体が正面から近接格闘を仕掛ける間、背後から分離したファトゥム-01がビーム攻撃を加える。この「前後挟撃」の戦法はSEED DESTINYの戦闘作画の中でも特に語り継がれる場面となりました。

ガンプラガイド — 全グレード完全網羅

インフィニットジャスティスは、その独特のフォルムとファトゥム-01の変形機能ゆえに、各グレードの設計者が様々な工夫を凝らしたガンプラが多いシリーズです。

MG(マスターグレード)1/100

項目 詳細
商品名 MG 1/100 インフィニットジャスティスガンダム
価格 約4,620円(税込)
発売日 2007年10月
特徴 ファトゥム-01の変形・分離、金メッキパーツ

SEED系のMGラインナップの中で早期に発売されたキット。ファトゥム-01の飛行形態への変形と分離機能を完全再現しており、インフィニットジャスティスの最大の特徴を立体で楽しめます。

各関節部には金メッキパーツを使用し、劇中の「金色の関節」(VPS装甲非展開状態のフレーム露出)を再現。両肩のフラッシュエッジ2(ビームブーメラン)もパーツとして付属し、投擲状態・把持状態の両方を再現可能。

脚部の機動兵装フィン(スーパードラグーン)も展開状態・収納状態を切り替えられる設計で、設定上の武装をほぼ完全に再現した充実したキットです。

プロポーションは発売当時の標準的なMGの水準で、現在見ると若干古さを感じる部分もありますが、ファトゥム-01の完成度は現在でも高く評価されています。

MG 1/100 インフィニットジャスティスガンダム Ver.RM(ver2.0相当)

2024年の劇場版『SEED FREEDOM』の公開に合わせて、改訂版(リマスター)的な新しいキットが登場しています。フレームの全面見直しと可動域の大幅な拡大により、SEED DESTINYで描かれた近接格闘の再現度が飛躍的に向上しています。

項目 詳細
商品名 MG 1/100 インフィニットジャスティスガンダム(Ver.RM)
価格 約5,500円(税込)※参考価格
特徴 新規フレーム設計、可動域拡大、ファトゥム-01変形機能継承

RG(リアルグレード)1/144

項目 詳細
商品名 RG 1/144 インフィニットジャスティスガンダム
価格 3,300円(税込)
発売日 2019年1月26日
特徴 1/144スケールでのファトゥム変形、メッキパーツ採用

RGシリーズの中でもファトゥム-01の変形機能を1/144スケールで実現した意欲作。コンパクトながらも変形機構は忠実に再現されており、飛行形態・分離形態の両方が楽しめます。

アドヴァンスドMSジョイントにより可動域が広く、格闘ポーズの再現精度が高い。脚部の機動兵装フィンも展開可能で、フラッシュエッジ2も両モードに対応。RG特有の細密モールドと相まって、1/144とは思えない密度感を持ちます。

価格と情報量のバランスが優れており、コレクターからの評価も高いキットです。

HGCE(ハイグレード コズミック・イラ)1/144

項目 詳細
商品名 HGCE 1/144 インフィニットジャスティスガンダム
価格 約2,200円(税込)
発売日 2015年10月(リバイブ版)
特徴 プロポーション見直し、色分け精度向上

HGCEシリーズとしてリバイブされた入門グレードのキット。プロポーションが劇中イメージに近いスタイリッシュな形状に改善されており、色分けも大幅に向上しています。

ファトゥム-01の変形機能は省略されていますが、本体の可動域と格闘ポーズの再現に注力した設計で、インフィニットジャスティスの「戦う姿」を手軽に楽しめる入門用キットとして最適。フラッシュエッジ2、ビームサーベル等の武装が付属します。

HGCE 1/144 インフィニットジャスティス弐式

項目 詳細
商品名 HGCE 1/144 インフィニットジャスティスガンダム弐式
価格 約2,750円(税込)
発売日 2024年(SEED FREEDOM公開時)
特徴 弐式の新デザインを再現、劇場版仕様

2024年の劇場版に合わせて発売された弐式のキット。ベース機と異なる新規デザインを忠実に再現しており、SEED FREEDOMでのアスランの活躍を立体で楽しめます。

MG 1/100 インフィニットジャスティス弐式

劇場版の大ヒットを受けて、弐式のMGも展開が発表されています。弐式の発展した武装体系と改修されたファトゥム後継ユニットの再現が期待されます。

おすすめの選び方

あなたのタイプ おすすめキット
ガンプラ初心者 HGCE 1/144 インフィニットジャスティスガンダム
コスパ重視 HGCE 1/144(約2,200円で基本を網羅)
劇場版ファン HGCE 1/144 弐式
最高の1体が欲しい MG 1/100 インフィニットジャスティスガンダム Ver.RM
ファトゥム変形にこだわる RG 1/144(小さくて変形、密度感も高い)
ディテール命 RG 1/144
スケールと精度を両立 MG 1/100(旧版でも変形機能健在)

デザインの特徴 — 「鎧武者」と「天使」の融合

大河原邦男によるデザインコンセプト

インフィニットジャスティスのメカニックデザインも、ストライクフリーダムと同じく大河原邦男が担当しています。

先代のジャスティスガンダムを「近接戦闘型の相棒機」として発展させるというコンセプトのもと、ストライクフリーダムが「白と青に金の翼」という「天使」的なシルエットを持つのに対し、インフィニットジャスティスは白と赤の装甲と複数の可動ユニットが組み合わさった「鎧武者」的な重厚感を持っています。

ファトゥム-01が機体を覆うように変形する飛行形態は、まるで武者が鎧をまとうように見えることから、「鎧形態」とファンの間で親しまれています。

近接格闘のためのプロポーション

インフィニットジャスティスの体形は、近接格闘の動作を阻害しないよう設計されています。肩部のフラッシュエッジ2は格闘の邪魔にならない位置に配置され、脚部の機動兵装フィンは収納時にはほぼ目立たないコンパクトな形状をしています。

一方、ファトゥム-01の存在感は大きく、これが「インフィニットジャスティスといえばファトゥム-01」という認識をファンに定着させています。

赤の意味

インフィニットジャスティスの赤は、ストライクフリーダムの白青金とは対照的な「情熱・闘志・贖罪」を表す色として機能しています。アスラン・ザラというキャラクターの「一歩間違えれば敵にも味方にもなる立場」「苦悩と覚悟」を体現する色として、白と赤の組み合わせは設計段階から意識されていたと考えられます。

まとめ — インフィニットジャスティスが体現するもの

インフィニットジャスティスガンダムは、単なる「ストライクフリーダムの相棒機」ではありません。

近接格闘に徹底特化した武装体系、ファトゥム-01による変形・分離という独自の機能、そして全身を攻撃手段に転化する設計思想——これらすべてが、パイロット・アスラン・ザラの戦いのスタイルと信念を完璧に体現しています。

「インフィニット(無限)」という名には様々な解釈が存在します。前作でジャスティスを失ったアスランが、新たな機体と共に「無限に続く正義への問い」に向き合うという解釈。あるいは、近接格闘の極致を追求した機体が持つ「終わりなき戦闘能力」という解釈。いずれにせよ、この名前がアスランという人物の本質——迷いながらも自分の正義を信じて戦い続けるという姿勢——を反映していることは間違いないでしょう。

2024年の劇場版『SEED FREEDOM』での弐式登場は、インフィニットジャスティスの物語がまだ終わっていないことを示しています。キラとアスランが共に歩む限り、ストライクフリーダムとインフィニットジャスティスの「最強のコンビ」は、C.E.世界の守護者として在り続けるでしょう。

観点 インフィニットジャスティスの特徴
役割 近接格闘特化型ガンダム
ストライクフリーダムとの関係 姉妹機・補完関係(近接 vs 遠距離)
最大の特徴 ファトゥム-01による変形・分離
パイロット アスラン・ザラ
テーマ 贖罪・責任・無限の正義への問い
最新形態 インフィニットジャスティス弐式(SEED FREEDOM)

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出典

  • 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』TVシリーズ、サンライズ、2004-2005年
  • 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』劇場版、サンライズ、2024年
  • 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』HDリマスター版、サンライズ
  • GUNDAM.INFO — インフィニットジャスティスガンダム機体解説(gundam.info)
  • ガンダムWiki — インフィニットジャスティスガンダム(gundam.wiki.cre.jp)
  • Pixiv百科事典 — インフィニットジャスティスガンダム(dic.pixiv.net)
  • バンダイスピリッツ ホビー公式サイト(bandai-hobby.net)
  • GUNDAM.INFO — アスラン・ザラ キャラクター解説(gundam.info)
  • 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM公式サイト — メカニック・キャラクター情報(gundam-seed.net)
  • スーパーロボット大戦公式サイト(srw.bandai-namco-ent.co.jp)

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